こころ豊かに、使い継ぐ 。Inheritance with
a richness of emotion
つくり、Make,
つくり、つかい、Make, Use,
つくり、つかい、つくろう。Make, Use, Restore

金継ぎ・蒔絵・うすくちうるし®

お知らせ

甦る「繕い」の文化、金継ぎ。

傷んだ漆器を塗り直す。割れた器を漆で継ぐ。

それは、日本ではかつて普通のことでした。

器に限らず衣類や雑貨なども同様で、

使い込まれたものを直してまた使うことを、

日本人は「繕い(つくろい)」と呼んできました。

「金継ぎ」は、そんな繕いのひとつの技法。

ものを大切に使い、想いを注ぎ、愛着を育む。

サスティナブルな時代を先取りした日本の文化が、

ものづくりのまちで、今、鮮やかに甦ります。

直すことで宿す、新たな価値。

「割れた大切な器を、美しく甦らせたい」

そうした想いから生まれたのが、「金継ぎ」です。

その歴史は、戦国時代の茶の湯の文化にまで遡り、

統治者から拝領した茶道具の修理方法から

生まれた説などが言い伝えられています。

以来、欠けや割れ、ヒビなどを金継ぎした器は

日本文化の中で完品同様、もしくはそれ以上の

価値を宿すと考えられるようになりました。

器と技を今につなぐ、漆の力。

「金継ぎ」は、職人の技で割れた器を漆で接着し、

接合部分に金粉を蒔いて仕上げます。

金で接着すると誤解されがちですが、

漆の樹液の接着力を用いる我が国古来の手法です。

漆は遥か縄文時代から用いられ、

発掘された一万二千六百年前の漆の出土品が、

現在までその姿を保つほど堅牢であることが

証明されています。

米粒や砥の粉、弁柄や色粉など、漆はさまざまな

ものと混ぜて接着剤や塗料として使われており、

時には鉄紛を混ぜた鉄漆で鉄瓶の底を

修理することもあります。

越前漆器の技と想いを継承。

「しっかりとした仕事をすれば、

漆の美しさは、きっと人の心に響く」

これは「駒や」の職人が金継ぎの技術を学んだ、

越前漆器 蒔絵の伝統工芸士である

駒本長信氏の言葉です。私たちは駒本氏の

漆にかける想いと「駒」の字を享け継ぎ、

かつてJAPANと呼ばれた漆の文化を継承しながら、

その魅力を広めていきたいと願っています。

また、駒本氏の「駒本蒔絵工房」と提携し、

多彩な器や漆器の金継ぎ、修理などに、

柔軟に対応する体制づくりを目指しています。

五つの伝統を受け継ぐ場所で。

「うるしの駒や」が位置する福井県鯖江市は、

福井県嶺北地域南部の丹南地区に属し、丹南地区は

半径10㎞圏内に5つの伝統的工芸品産地が

集積するものづくり産地となっています。

漆器・和紙・焼き物・打ち刃物・箪笥の

産地それぞれが長い歴史と優れた技術を所有し、

今ではお互いの技術を組み合わせることで、

新たな工芸品も生まれています。

うるしの駒やは、漆の力のみならず、

「ものづくり産地」ならではの手仕事の魅力を

多くの方に伝えていきます。

事業所概要

うるしの駒や

代表 薮下喜行(金継ぎ)

〒916-1104 福井県鯖江市乙坂今北町13-26-2
 0778-52-2476
 https://urushinokomaya.com

公式SNS
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提携工房

駒本蒔絵工房
代表 駒本長信(蒔絵/伝統工芸士)
〒916-1224 福井県鯖江市莇生田町14-5-1

漆工房はる
代表 薮下小春(蒔絵)
駒本蒔絵工房 離れ

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