うるしの駒やについて

心を豊かにするものづくりを。

「ものづくりで心を豊かに」との想いを胸に、「うるしの駒や」は、割れた器などを修理する「金継ぎ」を主な業務として、2022年に開業いたしました。不完全さを受け入れ、新品をしのぐ器をつくる。そんな「金継ぎ」は、SDGsを象徴する我が国の文化です。この魅力を通して、心を豊かにするものづくりや手仕事の価値を伝えてまいります。

また、「うるしの駒や」が位置する福井県鯖江市は、福井県嶺北地域南部の丹南地区に属し、丹南地区は半径10㎞圏内に5つの伝統的工芸品産地が集積するものづくり産地となっています。漆器・和紙・焼き物・打ち刃物・箪笥の産地それぞれが長い歴史と優れた技術を所有し、今ではお互いの技術を組み合わせることで、新たな工芸品も生まれています。うるしの駒やは、漆の力のみならず、「ものづくり産地」ならではの手仕事の魅力を多くの方に伝えていきます。

🔳「ものづくり産地」について

「うるしの駒や」代表 薮下喜行(やぶしたよしゆき)/ 金継ぎ。

1973年福井県鯖江市生まれ。信州大学人文学部卒業後、1996年に黒龍酒造株式会社に入社。酒造りに従事した後、企画部の創設、「九頭龍」「無二」ブランドの立ち上げなどを担当する。経営企画部長、企画営業部長を経て退社。越前漆器の蒔絵の伝統工芸士である駒本長信氏に出会い、天然素材である漆の力に魅了され師事、2022年に金継ぎを主な業務とする「うるしの駒や」を創業する。2023年2月に漆塗りの薄口容器「うすくちうるし」を発売。2024年4月より上野池之端にて「継未金継ぎ塾」を開校。2021年より福井県立大学大学院経済・経営学研究科博士課程に在学し、ものづくり産業の集積や流通、マーケティングをテーマとして研究している。酒造技能士2級。

🔳「うるしの駒や」と「駒本蒔絵工房」について
🔳事業所概要