カフェ開業・経営のための専門誌『カフェレス(CAFERES)』で、「うすくちうるし」をご紹介頂きました。

旭屋出版が発行するカフェ開業・経営のための専門誌『カフェレス(CAFERES)』で、「うすくちうるし」をご紹介頂きました。

以下、「CAFERES INFORMATION」に掲載された記事を転載します。

国産ケヤキ材に漆を塗り重ねた取手の無い”極薄“珈琲カップ

 漆の珈琲カップで極上の一杯を。越前漆器の産地・福井県鯖江市で金継ぎなどを手掛ける「うるしの駒や」はこのほど、飲み口の厚さを約1ミリに研ぎ出した木製漆塗りのコーヒーカップを商品化した。薄口ながら耐久性に優れ、木地本来の木目を活かしたデザインとしている。

 昨年、酒器として発売し、飲食店で好評を得た「うすくちうるし®」をコーヒー向けにリブランドし、首都圏のカフェなどに提案を始めた。カップは1つ1つ、うるしの駒や代表で職人の薮下喜行さんが手作業で製作する。ケヤキの木地の飲み口を約1ミリ厚に研ぎ、「拭き漆」と呼ばれる手法で漆を塗り重ねる。

 熱伝導率が低い木材の特性から、取っ手がなくても熱いコーヒーが入ったカップを持つことができ、手にはコーヒーのぬくもりが優しく伝わる。「木の手触りとコーヒーのぬくもり、極薄の飲み口から生まれる新感覚な口当たりを体感して欲しい」と薮下さん。原宿の有名カフェや、銀座の百貨店の催事で高評価が得られ、珈琲カップとしての「うすくちうるし」を、首都圏から全国に広めたいという。

 マグカップサイズの170㎖用と、カップ&ソーサーの90㎖用があり、色は通常の「拭き漆」と、外側のみ鉄媒染の手法で黒く染めた「外黒染」の2種。価格は、売れ筋の「うすくちうるし170㎖用」が9,900円(税込)。詳細、問い合わせはうるしの駒やウェブサイトから。