「となりのトトや(店主は村上隆さん)」のご依頼で金継ぎした狛犬が、新潮社(神楽坂)の工芸青花骨董祭2025で展示されています。村上隆さんは、世界的な現代美術家、ポップアーティスト、映画監督、更にはアートの総合商社カイカイキキの経営者としても著名ですが、「となりのトトや」という骨董屋の店主としての顔もお持ちです。
現在、東京神楽坂の新潮社では「工芸青花 骨董祭2025」が開催されていますが、村上隆さん率いる「となりのトトや」も出展されており、なんとその展示の中に「うるしの駒や」の薮下が金継ぎした陶器の狛犬を加えて下さったとのご連絡を頂きました!

この狛犬はとなりのトトやが陶芸家に製作依頼した北大路魯山人旧蔵にあった陶製瀬戸狛犬の写しであり、製作中に生じたひびや亀裂の修復のご相談を受け、金継ぎによりお直しいたしました。金継ぎ作業中は、福井県鯖江市のうるしの駒やの作業場に数か月入院していましたので、画像ではありますが久しぶりに狛犬の顔を見ることができて、懐かしく感じています。
本日(5月18日)17:00までの展示となり、大変急で申し訳ないのですが、可愛い狛犬に会いに是非お出かけ下さいませ!

今年も東京神楽坂で「青花の会|骨董祭」を開催します。出展者は、定評ある美術商34軒。日本、東洋の器物・書画・仏教美術等から、オリエント・西洋工芸・キリスト教美術ほか、世界各地のよりすぐりの品々が集います(5月17日、18日で展示替あり)。今年10年目(10回目)の本会。古美術骨董工芸のたのしみ、よろこびが、より多くの人々につたわりますように。
日時
5月16日(金)16-19時 *内覧会(青花会員及び御招待者)・販売有
5月17日(土)11-18時
5月18日(日)11-17時
会場
青花室|東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
入場料 1500円
*2日間(5月17・18日)共通・小冊子付・再入場可
*青花会員は無料です
*入場券は17日午前11時より会場受付で販売します